劣等感と闘う恋愛至上主義の心情

幼少期から始まる異性依存と、仕事における真面目ゆえの劣等感と闘う不器用な30歳の物語

不安定

 

 

「不安定なところで安定してる」

 

誠に言われて心に響いた言葉だ

 

情緒不安定な自分を千尋は知っているが、

抜け出せずもがき苦しむ中で、

そのままでいいと言われた気がした

 

千尋のこころは微動に揺れ、目が潤む感覚をおぼえた

 

人に依存しない立派な人になりたい

と思うなか、不安定な自分が見え隠れする

 

自覚することで、さらに自分をおいつめていく

 

そんなときに、それがあなたでしょ

って言われた気がする

 

言葉で包み込まれる

 

やはりあなたが最初で最後でしょうか

 

あと10年後にどうなっているのでしょうか

 

そのために働いて、準備をしておくのも

ひとつの手なのかもしれない

 

でも一番いいのは、傷つけずに一緒になれることなんだろうな